レジリエンス入門 読了②

前回は2章までの気づきをまとめて書いてみました

しっかりお伝えできたか、細かく書きすぎたのか

不安ではありますが(^_^;)

これも自己成長の一歩だと思って進めていきたいと思います(^_^)

著者である内田和俊さんからTwitterでのフォローも頂きとても光栄です、ありがとうございます(^_^)

 

いつかブログにあげさせて頂く本の著者の方々に直接お会いしに行きたいですね笑

作家ですと名刺なんか出しながら(^_^)

夢ですけどね笑笑

個人の夢はさておき(^_^;)

 

3章はレジリエンスを弱めてしまう考え方

4章はレジリエンスを高める処方箋

となる内容です。

 

少し長めになっています(約4500字)

①〜⑦の紹介も大切な内容でしたので出来るだけまとめてはいますが読疲れてしまわれそうであれば対策についてまで読まれてから一度休憩されて下さい(^_^)

対策から読まれてもいいとは思いますが

原因不明なままにとなってしまいますので

①から読まれることをおすすめいたします。

 

 

ここでは7つの弱めてしまう考えがご紹介されています。

①否定的側面の拡大(肯定的側面の拡大)

「嫌い」という感情が先走ってしまう場面

特に「あの人」との人間関係がストレスになっているケース

例えば

飽きっぽい性格→気持ちの切りかえが早い

優柔不断→物事に対して慎重な性格

など短所→長所

長所は見ずに短所ばかり「悪い点」ばかり気になってしまうこれが

「否定的側面の拡大」です

自分の気に入らない人を誰かが褒めたとします

「外面がいいだけだろ」「そんな器用じゃないよたまたまだよ」これを

「肯定的側面の拡大」にあたります

嫌い、苦手、不得意と感じている特定の人に特に強く感じてしまう考え方です

親、男って、女って、上司、できない後輩などなど

 

②二分化思考(少なすぎる判断基準、勝ち負け思考)

白黒ハッキリさせる思考です

・正義か悪か

・敵か味方か

・有能か無能か

・数字の「意味」には興味を示さず

   成功なのか失敗なのか

二者択一になり選んでいるようで脅迫になっている状態になります

例えば

好きなスポーツがあったとして

部活でそのスポーツを始めたとします

顧問にやる気あるのか?真剣にやるか?やらないか?どっちだ!

選択ではなく脅迫状態になります

これでは好きなスポーツも部活が嫌になります。

 

二択で考えて判断していると自分を脅迫している状態と同じになり知らず知らずのうちに嫌な気分になることが増えその結果レジリエンスを弱めてしまいます。

 

③「当然」「べき」「ねばならない」思考

・あれだけ勉強したのだからいい点が取れて当然

・どう考えても私が一番最初にレギュラーに選ばれるべき

・友達どうしで意見が対立しあった場合、お互いに譲歩しなければならない

過度な正義感や道徳は私たちをがんじがらめにし、イライラや怒りの原因になります。

この考えのレパートリーが多い人は、結果としてストレスを抱え、レジリエンスを弱めてしまいます

 

④過度な一般化

過度な一般化とは公式マニュアルのように一律に物事を捉えてしまう考え方のクセです。

数式や機械の操作マニュアルのようにはいかず、人の世界では理不尽なことも多いです。

過度な一般化が強すぎると

学生の時はうまくやってこれたのに社会に出てから通用しなくなったり

「レッテル貼り」という行為も「過度な一般化」から派生しています。

初めてお会いする方の機嫌がたまたま悪く、印象が「いつも機嫌の悪い人」とレッテルを張ってしまう

見方を狭めてしまうこの「過度な一般化」は真実を見る目を曇らせてしまうのです。

 

⑤結論の飛躍

例えば

中学1年生の時に担任の先生が私に心ない発言をしたせいで、私はこんなに臆病な性格になってしまった。

いわゆる被害者意識の強いひとはこのような強引な因果関係を主張しがちです。

性格はいろいろな要素が複雑にからみあい時間をかけて形成されていくものです。それなのに、このような「たったひとことが私をダメにした」的な考え方をする人はまさに「結論の飛躍」の典型と言えます。

 

⑥劣等比較

比較には二つの比較があり

自分より劣っている人との比較

自分より優れている人との比較

です

前者の自分より劣っている人との比較を好む人は、優越感に浸ったり下には下がいると安心することで自分が努力しないことを正当化するための比較と感じます

ある意味、開き直りの人たちはストレスやレジリエンスとは無関係な生活をしていて悩みもないですが、成長もない人生といえます。

レジリエンスでの問題で考えたとき、ここでは

後者の、自分より優れている人との比較

これがレジリエンスを弱めるとのこと。

ここは私としては少し意外でしたが読み進め納得した部分でした

 

順風満帆に見えていた芸能人や有名人、実は人知れず、プライベートでは家族問題やうつ病をはじめとした本人の体調不良など重大な問題を抱えていて長年それに苦しんでいた。

成功者や金銭的に余裕のある人たちの中には「それを失う恐怖心」から幸福感よりむしろ不幸を強く感じている人が意外にも多いと言います。

裏側に潜む本人にしかわからない内情は他人にはなかなか見えないものです

それにもかかわらず、他人の一部だけみてうらやんだり、ねたんだりするのは私たちの汚れた部分といえるでしょう

自分軸という独自の価値尺度を持っていないとこの考え方が強くなってしまいます。

 

⑦価値観の全面的受け入れ

ここではイソップ寓話の「ロバをつれた親子」の話がでてきます

ロバを連れた親子はすれ違う人にヒソヒソと言われます

 

なんでロバを引いて歩いているのだろ、もったいない、乗ればいのに

 

なるほどと、子供をロバに乗せます

乗って進んでいると

 

元気な若者が楽をして、親を歩かせるとはひどいじゃないか

 

なるほどと、今度は親が乗り子供が歩きます

 

進んでいくと

幼子をつれた母親が歩み寄ってきて言います

子供を歩かせるとはひどいわね

 

二人はロバに乗ることにしました

 

しばらくすると中年の男性に

それじゃあロバがかわいそうだよ。もっと大切にしてやらなきゃ

 

すると二人はロバの足を棒にくくりつけ担いで歩きはじめます

 

大きな橋を渡ろうとしていた時

ロバは苦しく暴れだしてしまいます

棒は折れてしまい、ロバは橋から落ちてしまい溺れてしまいます。

 

「他者評価の全面的受け入れ」

私たちは恐れや甘えもあり自分を見る目は曇りがちですが、他人を見る目は鋭く厳しく、しかも正確です、そのため他者から評価を受けるときは的を射ていることが多いのです。

他者からの評価は正しければ正しいほど耳が痛いです、なかなか受け入れられないこともありますが

手厳しい反面、自己改善のためには、取り入れる評価は積極的に取り入れ改善する必要があります。

 

ここからは対策と向き合い方です

①否定的側面の拡大(肯定的側面の拡大)

寝る直前で些細なことでもいいので5つ、今日の楽しかったこと、嬉しかったこと、感謝できるポジティブなことを思い出す

5つです

・朝早くおきれた

・ご飯美味しかった

・仕事でプレッシャーに勝てたなど

などです

プロスペクト理論

2002年にノーベル経済学賞を受賞した

ダニエル・カーネマン心理学者

「人間がリスクを伴う意思決定をするとき、損得の規模が同じ場合、利益よりも損失の方を2・5倍も深刻にとらえる」と考えられている

このことからすると

ポジティブ3つとなるのですが

著者である内田和俊さんは5つを提示されています

私も思うところはあり、ネガティブがどうしても強めに出てしまうのであれば5つが効果あるのではと思います。

これは私の読書からと精神科医である樺沢紫苑先生からも配信されているのですが、脳は良いほうにも悪い方にもドーパミンが出るのがドーパミンの特徴です。

1つ悪口を言ってスッキリする

つぎは2つ悪口を言わないと満足しないため悪口を2つ言うと更にドーパミンがでる、次は3つ言わないと満足できないので3つ悪口を言う、悪口ドーパミンが加速し悪い方向への自己成長をしてしまうのです。

このことからも著者の伝えられている

5つのポジティブを思い出し寝るのは効果が高いと言えます

ポジティブドーパミンを出しちゃいましょう

 

②二分化思考

自己脅迫観念になりますので

最低でも3つ以上の選択肢を意識しておくのがポイントです

勝ちか、負けか

これでは失敗や負けから学ぶチャンスが減ってしまいます。

完璧主義者にとっては物事は順調に進まなければならず、成功は当たり前のことと考えてしまい、成功し続けなくてはならないと考えてしまいます。

これは続く③の「当然」「べき」「ねばならない」

にもつながりよく似た対策になるかと思います。

完璧主義者にとっては「失敗=絶対あってはならないこと」や「失敗=悪または恥」という

④過度な一般化で捉える傾向にあります。

さらに極端な例として「失敗したら死」として捉える人もいて「受験に失敗したから自殺」などに捉え

⑤「結論の飛躍」に繋がります。

完璧主義の人は、成功したり、偉業を達成しても、なかなか満足しません、この程度で喜んでいたり、これらいで満足してはダメだと自分を認めなくなります。

⑥の「劣等比較」という考えに繋がりなんでも1番でなくては気が済まないという考えになり飽くなき欲求に繋がります。

完璧主義は、すべての人達からいい評価を得ようとしがちです。

そのためには本来の自分をねじまげて他人の意見に迎合してしまうこともあり

⑦の「他者評価の全面的受け入れ」につながってしまいます

これらを対策する方法や考えは

完璧主義ではなく「最善主義」へのシフトです

 

最善主義は完璧主義のいい点でもある

「常に高みを目指し、完成度の高いものをつくり上げようという意識」

完璧主義のさらにレベルアップしたものが最善主義

というわけです。

 

 

読了②はここまでとさせて頂きます

長かったですよね(^_^;)

読了②を最後まで読んでくださりありがとうございます(^_^)

 

具体的対策は次回にまとめていますので

続きをお楽しみ下さい。

 

短い読書ができたと思っていただければ嬉しいです

簡単にまとめてみたのですが

おそらくわかりやすくブログにまとめられる方は私よりも分かりやすく読みやすくポイントもしっかり伝えられ短く書かれるのかと思います。

私的には、そのレベルまではまだまだなのが現実でして(^_^;)これもあれも伝えたいとなり、長くなってしまします。

ですが、これも経験と思いつつも

読書で得られる著者の熱い思いを飛ばしまとめると伝わらない言葉や意味もありまして、このように長いまとめもありなのかもと思い感じてもいます。

 

出来るだけまとめて伝えられるように意識いたしますが、こんな成長も楽しみの一つとして受けて頂けたら笑笑

いい解釈しすぎか!

とツッコミも入れつつ笑笑

おっと!ここまでで4439文字ですね笑笑

長い笑笑

 

最後まで読んで頂きありがとうございます(^-^)