読了⑤ 脳を鍛えるには運動しかない

どうも

心理学勉強中のノブです

 

今回から少しまとめ方を変えてみました

まとめをはじめの方に持ってきます

そしてその後に本書の内容を書いてみたいと思います

その方がどんなことが書かれているか知りながら読み進めらると思いますので試してみたいともいます

今回ブログの内容はこちら

 

◯ラットのゲージに障害物、回し車、餌を隠すなどし、刺激を与えると脳の重さは重くなる

ニューロンの軸索を取り巻く絶縁部の髄鞘が分厚くなりニューロンが強くたくましくなる

・環境の富化はによってニューロンの新たな樹状突起が生まれる(BDNFをニューロンにかけると枝が増える)

新たな枝は学習、運動、社会の接触という環境の刺激によって生まれるこれによりニューロン髄鞘が厚くなりニューロンが強く強化される

 

※結果、情報処理能力が多くなる

 

神経科学における最大級の発見

1998年海馬内のニューロン細胞分裂していることをがわかった

 ニューロンの死が多いと

パーキンソン病アルツハイマーといった神経変性疾患になることもわかってくる

 

※生まれたばかりのニューロン回路が定着するのは

28日必要

 

生まれたばかりのニューロンは使わなければ

大半が死ぬ

走るだけでは手持ちのニューロンが増えるだけ

回路を形成するには、社会の刺激や勉強、バランス運動、格闘技など、脳へ刺激を与えるとニューロンの回路が生まれる

 

◯運動で生まれたニューロンは長期増強しやすい

新しいニューロンは頭に浮かんだ思考をとりあえず捕まえ前頭前野に入れ長期記憶につなげるべきかどうかを判断していると推測する

BDNFは新たなニューロンを作るために必要で

運動による血流が激しくなるとシナプス近くで貯蔵されているBDNFが放出され同時に、ホルモン成長因子がBDNFと協力して学習の回路を活性化する

 

 

ここまでが今回のブログの簡単なまとめです

 

より詳しく知りたい方はこのまま読み進めてみてくださいね

では具体的な内容はこちらからとなります

 

●ラットの実験

研究室に置いたラットと、ペットとして飼育されたラットを学力能力の測定をした

ペットとして飼育されていたラットは学習能力が高くなっていたことがわかった

理由は、遊ばれたり、触られたり、新しい経験がなんらかの形で学習力を高めたと考えられる

 

・とある実験では

ラットのゲージの中におもちゃや障害物、回し車を置いたり食べ物を隠したりする

もう一方では空っぽのゲージに何も置かないでラットを入れる

このラットの脳の重さを測定した結果、障害物や回し車を置かれていたラットの脳のほうが重くなっていたことが判明した

様々な研究から、学習と刺激を受けることでシナプスは自ら配列しなおすことがわかっている

・環境の富化によってニューロンの新たな樹状突起が生まれる

新しい枝は、学習、運動、社会との接触という環境の刺激によって生まれたもの、その結果、シナプスの結びつきを増やした

この結果髄鞘が厚くなる

髄鞘とはニューロンの軸索の周囲を囲むように付いている部分、延長コードなどで説明すると理解しやすいかもしれない

延長コードの差し込み側を神経終末

差し込まれる側を樹状突起(形は違う)

延長コードの長い銅線を軸索

銅線を囲み電気の漏れをなくす絶縁(ゴムの部分)が髄鞘となる

・要するに

刺激がある回し車や障害物、触れられるなど

回し車で走る習性があるラットはいつまでも走り続けるため、運動と刺激によって

学習と刺激によりシナプスが自らニューロンとの配線をしなおし

運動によって脳の量が増え重くなり

ニューロンの電気信号を送る配線の周囲にある髄鞘が厚くなりニューロンが強く強化される。

・結果情報処理能力が多くなる

 

●脳に関する研究が進んだのはつい最近のこと

1998年に高度な画像機器を使って脳の中をのぞき出せるようになった

ガンの病気を調べるために、増殖細胞を調べるために増殖する細胞に色素を体内に注入することがあり

ガン患者の脳を調べたところ海馬全体が色素で染まっていたことがわかった、それは体のほかの細胞と同じように海馬のニューロンが分裂して増殖している証拠だった

これが神経科学における最大級の発見となる

※海馬でニューロン細胞分裂して増殖する

 

ニューロンは死が多いとパーキンソン病アルツハイマーといった神経変性疾患になる

ニューロンは幹細胞として生まれ発達するか生き残るにはなにか仕事をみつけなくてはならず、大半はそれができずに死んでいく

 

※生まれたばかりのニューロンは細胞がネットワークに接続されるにはおよそ28日かかる

 

・生まれたばかりのニューロンは使われなければ死んでいく

ラットの回し車で生まれるニューロンの数はかなり増えるが走るだけでは走らない人と同じくらいのスピードでニューロンは死んでしまう

走るだけでは手持ちのニューロンが増えるだけ

生き残って回路を作るには環境から刺激を受けて生き残こさせる必要がある

ニューロンは運動によって生まれ環境から刺激を受けて生き残る

 

・ここでネーパーヴィルの生徒を思い出してみよう

体育の授業が学習のために必要な道具(ニューロン)を脳に与え、ネットワークにつなげて信号伝達コミュニティーの一員にしている

また

※運動中で生まれたニューロンは長期増強しやすい

新しいニューロンは頭に浮かんだ思考をとりあえず捕まえ前頭前野はそれらの思考を長期記憶としてつなげるべきかどうかを判断していると推測している

 

・少しBDNFに話しが戻る

脳由来神経成長因子のBDNFは

新たなニューロンを作るために必要である

BDNFはシナプス近くの貯蔵庫に蓄えられ血流が盛んになると放出するその際に体内の多くのホルモン招集されホルモンの手助けをする

運動をするとホルモン成長因子が血液として流れ脳内のBDNFと協力して学習に関わる分子メカニズムを活性化させる

 

要するに

※海馬でニューロン細胞分裂し増える

 

運動によりニューロンは増やせるがそれだけだと死んでしまうだけになる

刺激としては勉強、障害物のある様な運動、バランスボール、ロッククライミング、格闘系(空手、柔道など)によりニューロンを死なさず回路としてニューロンは仕事ができる

 

ニューロンの回路の定着は28日ほど

 

生まれたばかりのニューロンは使わなければ死んでいく。学習、や障害の刺激、運動による物質の誕生で結びつき回路ができニューロンの仕事ができ生き延びる

 

ネーパーヴィルの生徒

運動中で誕生したニューロンは長期増強しやすい

 

BDNFは新たにニューロンを作るのに必要だ

シナプス近くに貯蔵されていて血流が増えると放出する、運動によりホルモン成長因子が血流として流れBDNFと協力して学習のメカニズムを活性化させる

 

 

 

以上が今回の読了⑤です

私が今回のブログで感じたこと、別の書物との組み合わせで実行していることは次回のブログで書いていますのでそちらも参考になさってくださいね☺️

 

次回の読了は

IGF-1(インスリン様成長因子)ホルモン

VEGF(血管内皮成長因子)ホルモン

FGF-2(線維芽細胞成長因子)ホルモン

についてです

簡単に言うと成長因子ですね

これらも運動によって増えるとされています。

 

ではでは

ここまで読んでくださってありがとうございました。