感情

これまで様々な感情と向きあい過ごしてきた

 

仕事関係の人、友達、家族、恋人

それと自分

今日おそらく

 

人生で後悔する選択をすることになる

 

私はひとりの人をすごく愛してしまう

そういった感情が少し高めにあるのか

 

幼い頃から両親は厳しく、成長させる為だったのだろう

母親も父親もとてつもなく不器用

叱られる、褒められず、全部否定から会話が始まり、認められることも一切なく、殴られ自信や肯定感は全く育たず生きてきた

 

そんな子供でも少しずつ体と共に自然と成長をする

兄弟は四人の長男だ

 

高校生の頃だった

彼女ができ卒業した後も付き合いは続いた

彼女も私も仕事を始めた、大学には行かず

社会人になり一年目だろうか

彼女に年上の好きな人ができた

 

仕事先の先輩だそうだ

 

四人兄弟で年の離れた長男の立場としては、人を思いやる気持ちを育てるには充分な環境だった

親を嫌う自分は兄弟を大切にしようと物心ついたときから感じ思っていた

 

まともな恋愛

彼女と離れる寂しさ

死んでしまいたくなるくらい悲しい気持ちになり

そんな苦しみは一年は引きずっただろうか

乗り越えたその先にあったのは

挫折し乗り越えた時の人への愛情だった

 

自分にとっての大失恋は成長させてくれたと実感できるほどまでに回復し成長していた

 

それから何度か恋愛を経験するも

大恋愛とまではならない

だが、すべて全力で好きな人だった

付き合えばしっかり彼女だけを心から愛し

大切にていた

だが、全て浮気され振られる

恋愛の結末は全てこうなる仕組みと察したほど

自分の感情は第三者の男に奪われ寄り添っていたはずの彼女には気持ちが離れられていく

 

自信はもちろん無くなる

振られるたびに乗り越え強くはなる

自信がなくなる、挫折を繰り返すほどに苦しみや信じる力が薄れていく

それでも幸せになりたくてまた恋愛をする

そんな時、家族となる人が現れる

子供生まれ

男三人に恵まれる

自然の流れだろうか

現在の宿命なのだろうか

情報や交流がネット社会で生活環境のすぐ隣にあり

便利で利用できる反面、幸せの流れと反対に刺さり出すその鉾は盾の裏から突き刺されてしまう

 

悲しいことがおきてしまう

離婚し親都合で親権争いとなり

我が子、三兄弟を引き離した

元嫁を今更攻撃するつもりもない

なぜ離婚になったかここで伝えたい気持ちはあるが

そんなことをしても意味はない

親の都合で引き離されたことには、どんな正義も刺さらない…子供の気持ちには…

 

三男は母親の家で暮らし育つ

 

約八年だろうか

三男には申し訳ない気持ちで一杯になってしまう

自分が身を引いて三兄弟を引き渡すべきだったのだろうかといつも考える

三男の気持ちを想像するとき

心がぐっとひきしまり

目頭があつくなる

 

すまない…

 

三男と少し話せる時が八年目にしてその時がきた

一時間くらいだろうか話せた

 

私がそばにいないことが

辛い時もやはりあったそうだ

 

深く話した

小学六年生のその目には涙もあった

私は読書を味方にできたら、どんなことも乗り越えられることを伝え

将来、読書しながら一緒に旅行することを約束した

 

今思い出しても涙が

こらえられず仕事での車の中で溢れ出す

 

私の感情は子供により深く育てられる

 

 

8年の離れの間に実は再婚をしている

4年の付き合いをさせていただいている女性だ

結婚し今年の九月に一年を迎えた

ただ、少し状況はちがう

 

子供が居る生活がやはり耐えられないとのことだった

四年の長距離恋愛の先に結婚

一年未満の別居となる

 

長男、次男はとても優しい

私も子供達に相談していた

付き合った時も、同居する時も、結婚する意思も

結婚した時も、生活の楽しいことも、そして

別居となった時も…

 

子供に全て話し、一緒に進んできた

もちろん子供は親がこうする!

と決めたことに気を使うことも理解している

子供に配慮なくなにも進めたくはない

 

私の感情で決めた結婚も幸せにすることができない現実も

 

私はこれまでにお付き合いしてきた人に別れを告げた事はない

 

今でも私は妻には愛がある

 

別れたくない

辛いし悲しい

苦しいし不安だ

 

以前から、不安な感情を少し配信していた

 

これまでの、妻の笑顔や声

私への愛情や優しさ

一緒にいたいと言ってくれていた言葉

 

日に日に変化する負の感情が生活と共にゆっくり時間をかけて落ちていく

 

子供のことも言われてしまうほどに…

 

彼女の心を想像以上に疲れさせてしまっていたのだった

 

別居し互いに話し合うことも今はなくなってしまった

 

いまでも愛してる

 

彼女のために

決意した

幸せになってほしい

私がいることで幸せにしてあげられない

もちろん子供がいるからとは思っていない

 

ただ、今の彼女には合わないだけだ

彼女は若い、やり直しなんかいくらでもできる

独り身の男性に恋をし、幸せな家庭を築いて欲しい

本気の愛があって、彼女を思うと

そう決意するのは不安のなかに、もがき苦しんだ先にでた答えだった

 

くるしく悲しい

ブログで書くべきでも無いだろう

晒して何になる…

 

だが、しっかり向き合いたい

自分は何がしたくて、なにに進みたくて

彼女が何がしたくて、なにが幸せなのかを

 

こうして書くことが今の自分で、これがなくては表現も感情の成長もないと思っている

 

幼い時から自信のなさの成長から、兄弟を思いやる感情の成長は、人を愛する力を育てたのだと思っている

 

この辛かった幼いときの成長と今の私の作家を目指すこの思いは

彼女の幸せを本気で願い

 

今日、離婚する意思を伝えにいく

 

後悔と成長の期待を胸に…